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秋彼岸会のご案内

秋彼岸会のご案内

秋彼岸会施餓鬼法要

9月25日(水)午後2時より本堂において
『秋彼岸会施餓鬼法要(あきひがんえせがきほうよう)』を勤めます。
ご先祖様や有縁・無縁の各霊位のお塔婆(とうば)をたてて、供養をしましょう。
塔婆供養をご希望の方は、お寺までお問い合わせください。

秋彼岸回向

ご自宅や報恩殿納骨壇、または墓前でご回向をご希望の方は、お寺までご連絡をお願いいたします。日時をご相談させて頂きます。

彼岸とは?

彼岸のことを「三途の川の向こう側にあるあの世の岸辺」と考えている方もいらっしゃるでしょうか。
辞書を引くと、彼岸とは「悟りの世界・輪廻を超えた涅槃の境地、またはそこに到達すること」とあります。もとは死後の世界を指す言葉ではありませんでした。
彼岸は文字通り彼方の岸を表し、それに対して此方側の岸のことを
此岸と言います。此岸とは、頒悩や苦しみにあふれた世界のことです。そして、此岸から生き死にを繰り返し、迷いの海を渡りきったその先が彼岸というわけです。生きている私たちも、亡くなられた方も、実は同じ場所を目指しているのです。
もちろん、何もせずに彼岸にたどり着くことはできません。お彼岸のあいだには心がけて「六波羅蜜(ろくはらみつ)」という仏道修行をしなければなりません。

六波羅蜜とは

「六波羅蜜(ろくはらみつ)」を詳しくみますと次の通りになります。
布施(ふせ・無償の施しをすること)
持成(じかい・仏教の教えを守ること)
忍辱(にんにく・困難に耐え忍び、怒りの心をおこさないこと)
精進(しょうじん・たゆまず仏道を学び実践すること)
禅定(ぜんじょう・精神を統一し、穏やかな心をもつこと)
智慧(ちえ・真理を見極め、悟りをえること)
これらのことを日常生活の中で実践できればいいのですが、具体的に何をすればよいか難しいことでもあります。
そこで法華宗の宗祖日蓮大聖人は、
【六度(六波羅蜜)の功徳を妙の一字におさめ給て、末代悪世の我等衆生に一善も修せざれども六度萬行を満足する功徳を与え給う『日妙聖人御書』】
(六波羅蜜の修行の功徳は南無妙法蓮華経のお題目に納められているので、私たちはお題目をお唱えすればすべての功徳をいただけることができるでしょう)
とお教え下さりました。

実際にはなにをすればいいのでしょうか

この六波羅蜜の修行とはお寺やお墓にお参りし、ご先祖様のことを想い、南無妙法蓮華経をお唱えすることなのだです。

①布施・お墓参りやお寺参りは、お掃除やお供え物をする。
②持戒や④精進・信心を以て仏教の心髄である法華経やお題目をお唱えする。
③忍辱⑤禅定・心を落ち着かせ、ご先祖様を偲び、心よりお題目をお唱えすることによって穏やかな心をえる。
⑥智慧・そしてご先祖様もご自身も仏に成る功徳をいただくという。
といったように、まさに六波羅蜜の修行の実践であります。

「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉がありますように、お彼岸は大変過ごしやすい時期でもあります。どうぞ皆様にはご家族お揃いでお墓やお寺にお参りいただき、南無妙法蓮華経をお唱えする仏道修行にお励み下さい。
南無妙法蓮華経の功徳は自分のためだけでなく、大切なあの人にも必ず届き、皆で彼岸を目指したいものです。

参考 教化センターリーフレット120号

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