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お会式とは?

お会式とは?

お会式(えしき)とは、日蓮大聖人のご命日の法要

日蓮大聖人は、貞応元年(1222)2月16日、安房の国(現在の千葉県)にお生まれになり、弘安五年(1282)10月13日、聖寿61歳でご入滅なされました。

私たちがいま、幸せな人生を送ることができるのは、たとえ現在がそうでなくても幸福に向かって、希望を持って毎日暮らしていけるのは、あらゆる功徳の源である『南無妙法蓮華経』のお題目をお唱えできているからです。

日蓮大聖人がお題目を弘められたわけ

日蓮大聖人がお題目を弘められた理由は、今までに受けた恩に報いるため(報恩)でした。それは、自分を生み育んでくださった父母に、法華経に導いてくださった師匠に、国土からの恵みに、生きとし生けるものすべてに対する恩に報いようとされたのです。

日蓮大聖人は、その方法として、お題目を信じ、お唱えすることを弘められました。それは、お題目の功徳によって成仏がかない、心の平穏をえることができ、社会が安定し、世界が平和になることを確信されたからです。
その日蓮大聖人のお心は、あたかも母親が赤ちゃんにお乳を含ませようとする、慈悲の心からでした。

「いま日蓮は去る建長五年四月二十八日より今弘安三年十二月にいたるまで、二十八年が間また他事なし。ただ南無妙法蓮華経の七字五字を、日本国の一切衆生の口に入れんとはげむばかりなり。これすなわち母の赤子の口に乳を入れんとはげむ慈悲なり」(諫暁八幡抄)

お会式法要は、日蓮大聖人の慈悲のお心に対して、私たちお題目をお唱えする信徒が、唱題に励むことで、日蓮大聖人から受けているご恩に感謝して、ご恩に報いる法要です。

お会式法要には桜の花をお供えし、お綿帽子をおかけします

日蓮大聖人が亡くなられたときは、秋の終わりであったにもかかわらず、庭の桜の木や草花がいっせいに花を咲かせたという伝承から、お会式には桜の花をお供えします。
またこの時期から、日蓮大聖人のお木像にお綿帽子をおかけします。これは、小松原法難(文永元年(1264)11月11日)で受けられた額の傷が、冬の寒さで痛むことがないようにと、おかけするのです。

参照 法華宗信徒必携

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