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塔婆供養とは?

塔婆とは?

塔婆(とうば)は、詳しくは卒塔婆(そとうば)といい、インドの言葉のストゥーパ(仏塔)に漢字を当てたものです。塔婆供養の起源は、インドでお釈迦さまのお骨を納めた所に塔(仏塔)を起てて、それを庶民が供養した事に始まります。

その後、インドから中国、日本へと仏教が伝わり、仏塔供養もともに伝わりました。それにともない、塔の様式にも変遷が見られ、現在、私たちが塔婆と言っているのは木材で作られた角塔婆、板塔婆、経木塔婆などのことです。

塔婆供養の功徳

塔婆供養は、妙法蓮華経如来神力品第二十一の経文に「若は経巻所住の処。若は園の中に於ても。若は林の中に於ても。若は樹の下に於ても。若は僧坊に於ても。若は白衣の舎にても。若は殿堂に在ても。若は山谷曠野にても。是中に皆塔を起て供養すべし。」とあるように、供養の代表的な形の一つです。

その功徳について日蓮大聖人は、「南無妙法蓮華経と書いた塔婆に当たった風にふれた、自然の中の動物や植物さえも救われるのであるから、その塔婆を起てて供養しようと志された人は、塔婆に手を触れ、目に見ることで必ず成仏できます。さらに、その塔婆供養の功徳により、霊山浄土という仏さまの世界におられるご先祖さまも喜ばれ、供養を志された人は寿命が延びることでしよう」とお教えくださっています。

このように大変功徳がある塔婆供養ですので、お寺での法要や、お盆、お彼岸、年忌等など、ご先祖さまや精霊の供養にはかならずお塔婆を起てて供養してあげることが大切です。

参照 法華宗信徒必携

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